決勝大会・だい吾さん

決勝大会の6番目に登場したのは、鳥取県の中学3年生、わらべやだい吾さん。米子市の落語クラブに所属して稽古を重ねているようです。だい吾さんの噺の途中で、何度か雷鳴がとどろき、激しい雨音が館内にまで聞こえてくるという予期せぬ邪魔が入りましたが、それにもめげず堂々と演じてくれました。

第2回大会は「長名息子(寿限無)」で、今回は「金明竹」で参加してくれました。プロの噺家さんが最初の修行中に教わるという2つネタを丁寧に順にこなしています。前回よりもずいぶん上手くなったなぁ!というのが素直な感想です。もちろん前回がダメだったというわけではなくて、成長のしかたが飛躍的でした。まず、表情がいいんです。「金明竹」に登場するおかみさんの表情がとっても魅力的です。

さらに、オリジナルのくすぐりが加わっていることも素晴らしいと思います。プロの噺家さんのまねをすることもいいかもしれませんが、さらに自分で考えて新しいセリフを入れてみる、新しい笑いを追究してみる、そんな工夫がみられました。一段上のステージを目指すだい吾さんに大きな拍手を送ります。

「出石永楽館・全国子ども落語大会」事務局のブログ

「出石永楽館・全国子ども落語大会」は、毎年6月に「中学生以下の部」を、 毎年8月に「高校生の部」を開催しています。 ・お客さまの投票で受賞者を決定します。 ・お囃子はナマ。希望の出囃子を演奏。ハメモノも可能。 ・決勝大会の会場は、近畿最古の芝居小屋・出石永楽館。

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