決勝大会・そよかぜさん
決勝大会のトリをつとめたのは、地元の中学3年生の春乃そよかぜさんです。小学2年生から落語を始めました。その頃の可愛らしさを残しながら、上手さを加えて魅力的な女性落語家に成長しています。第1回大会では「動物園」で決勝大会に進出。その後も決勝大会に進出を続け、前回は「赤とんぼ」で優秀賞を受賞。そして、今回は「隣の桜」でついに最優秀賞を受賞と、順調にキャリアを積み上げてきました。
他の子ども落語大会と違って、本大会は下座がナマであることが大きな特徴です。噺の途中にハメモノと呼ばれる三味線や太鼓が入る噺が可能なのです。「隣の桜」はハメモノが欠かせない噺で、ハメモノとの息が合うと演者もお客さまも楽しくなる噺です。お客さまを噺の世界に引き込む力だけでなく、本大会の特徴を生かしたネタ選びも功を奏したのではないかと思います。
「そよかぜさんのようになりたい!」と目標にしている後輩たちがいます。彼女たちのためにも、そよかぜさんには新たな高みを目指して挑戦を続けて欲しいと思います。これからのそよかぜさんの成長をとっても楽しみにしている人たちがたくさんいます。
0コメント