決勝大会・竹児さん
決勝大会の5番目に登場したのは、奈良県から来てくれた小学5年生の広福亭竹児さん。今回初参加です。小学1年生の頃から落語を始めたそうです。地域のアマチュア落語家のおじさんたちに混じって高齢者福祉施設や百貨店、ショッピングモールなどの高座で腕を磨いてきました。「今回、何回目の高座?」と聞かれて、「今日が“ちょうど”18回目!」って元気に答えていました。コロナ禍でなかったらあちこちからお声が掛かり、もっともっと高座の数も増えていたことでしょう。竹児さんの明るく元気な高座を観ていると、お客さまも元気をもらえます。
今回のネタは「平林」。噺に登場する丁稚の定吉っとんは、きっと竹児さんのような子どもだったのでしょう。竹児さんと定吉っとんが一体化してしまうほど、似合っているんです。「しの字丁稚」とか「蔵丁稚」とか、丁稚さんが主役のネタをどんどんやって欲しいなと…ごく個人的な希望です。但馬國出石観光協会賞を受賞。
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